株式会社ソーワエンジニアリング
取締役会長 斉藤 至正
私はもともと変電所やダムで電気事業を手掛けていたのですが、
縁あって炊飯器のサーモスタットを開発している外資系企業に入社しました。
新分野での新たなる挑戦でしたが、技術者としてのアイデアを絞って
製品開発に努めました。
しかし、自分が開発した製品を上司に認めてもらえないことが重なり、
「技術者にとっての桃源郷を作りたい」という思いから、
1985年に当社を創業しました。
創業当初、以前からお世話になっていた大手電機メーカさんから、
「展示会のため、3日間で新製品を完成させて欲しい」という依頼をいただきました。
急な依頼でしたが、ケースも含めてすべて手作りで制作し、
展示会の期日に間に合わせることができました。
それを機に次第に信頼が寄せられるようになり、製品の受注も増えました。
うれしいことに事業内容も少しずつ拡充し、創業20周年を迎えることが
できました。
昔からお取引関係のある方々と手を取り合って、ともに成長してきたという
感じですね。
会社を運営する上で、「経営者として利益を追求する」のでなく、
「技術者として技術力の向上やアイデアを追求する」ことを目指しています。
今後益々技術の研鑚を目指し、成長につなげていきたいですね。
また、当社ではそうした技術力の強化と開発意欲の喚起を目的に、
業績給制度を 設けています。
危機管理とハングリー精神を持って、若いスタッフにも頑張って欲しいと
考えています。
頭の中の様々なアイデアを技術力を駆使して形にし、
社会に貢献できる製品を作っていきたいですね。
自分が納得し、多くの人の役に立つ製品を作ること。
それが技術者としての喜びですから。
今後はソーワエンジニアリングのマンパワーを活かし、
中国やベトナムも視野に入れてビジネスチャンスを掴んでいきたいと思います。